一杯の会特別編「北海道で市民社会を考える」報告

NPO推進北海道会議・田口晃代表
2017年7月26日18:30より、市民活動プラザ星園特別会議室において、当法人代表理事田口晃による特別編「北海道で市民社会を考える」を開催しました。前半では、自身の生い立ちから、民主主義への強い関心、経済学から政治学への自身の研究対象の変化、研究によって明らかになってきた欧州と東アジアにおけるパブリック(公)というもののとらえ方の違い、民法34条が非営利活動の開始に所轄庁の許可を要求していたことへの疑問、何でも東京発ではだめだと北海道でNPOを推進したときの思いなどが語られました。後半は、参加者全員が自己紹介と前半の感想や意見を述べ合い、対話の時間になりました。

「内容が難しい」という声もありましたが、「自分の親の世代が話していた『革命』という言葉の背景を知りたい」「60代後半のNPOの創始者は闘士という印象がある。これからを考える上でルーツを知りたい」と話し、積極的に質問する参加者もいました。最後に田口代表は、「今後も「思想、運動、制度」のせめぎ合いが続く。時代の変化に応じて運動も変化する。新しいふるさとづくりを目指していきたい」と締めくくりました。
 会の終了後、事務局の定森は「NPOが果たすべき役割について考える機会になりました。NPO創始者の人たちの思いを若手NPOスタッフに引き継ぐ機会を今後もつくっていきたいと思います」と抱負を語りました。
(事務局・高山)

補足資料 当日ご質問をいただいたファシズムの特徴について、田口代表より資料をいただきました。(17.8.24)

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