2008年交通バリアフリー報告書

2008年8月3日(日)~12日(火)に行われました、交通バリアフリーの報告書を掲載いたします。
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この事業は、8月3日~12日の10日間、JR 札幌駅周辺において、主にバスの乗降介助や各交通機関ののりばに迷われている方などのサポートを目的にボランティアを募り、研修を経た上で介助・ご案内をするという道内初の試みでした。

研修は、NPO法人ボランティアサークル手と手のスタッフの講義と指導のもと、アイマスクをつけて歩行する視覚障がい者体験、車いすの乗車体験を通じて、移動に関する介助の知識を学ぶなど、座学と体験がバランス良く盛り込まれた内容でした。また、世界で一番複雑と揶揄されるJR札幌駅周辺において、知識がなくとも交通機関のご案内ができよう作成したマニュアルを配布しました。活動を終えた参加者からは、「点字ブロックの分岐点で迷われていた視覚障がいの方のサポートをして、とても感謝されました」、「大きな荷物を運びながらのりばをご案内したところ『これからの北海道の旅が楽しくなりそうです!』と何度も感激されました」という話もありました。

ボランティアの方々は、30代から70代までの幅広い年齢層から17名の方にご参加いただきました。サポートした内容はのりば等の案内が多かったのですが、市民のみなさんや札幌を訪れた方々にとっては、札幌をはじめ北海道の印象がずいぶん良くなったのではないでしょうか。今回の事業を通じて、ハードの充実だけでは本当のバリアフリーにはならないのだと思いました。参加されたみなさま、暑い中ありがとうございました。

(NPO法人 NPO推進北海道会議 松本公洋)

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