ソーシャル・インパクト・ボンドと新しいまちづくりの可能性
小林立明氏(ソーシャル・ファイナンス研究会代表) ソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)は、社会的投資事業のひとつで、従来は行政の事業と思われていたものに民間の資金と組織を投下し、成果に応じて 行政が事業費を支払うスキームです。 日本ではまだ制度として確立していませんが、厚生労働省、経済産業省、横須賀市、尼崎市で実証事業が検討されていま す。 SIB研究会では、北海道におけるSIB導入の可能性や導入において重要な役割を果たすであろう社会的インパクト評価について議論を重ねてきました。 今回は、小林立明氏の講演をお聞きし、道内のこれまでの議論を踏まえたうえで、地元におけるSIBの可能性、またNPO・地元住民・地元企業・自治体の協 働の可能性を論じます(道内の学識経験者、専門家等もパネラーとして参加)。参加無料・要申込み。まちづくりや地域の課題解決に関心のある方ならどなたで も参加できます。 ※今年度は北海道新聞社会福祉振興基金の助成を受けて実施。 ◎基調講演「海外におけるSIBの発展と日本版SIBの可能性」 小林立明氏(ソーシャル・ファイナンス研究会代表) 略歴 :東京大学卒。米国ペンシルヴァニア大学非営利指導者育成修士課程修了(修士)。国際交流基金、日本財団、日本NPOセンター勤務等を経て現職。ジョン ズ・ホプキンス大学市民社会研究所国際フィランソロピー・フェローとして、「フィランソロピーのニューフロンティアにおける助成財団の役割」について研 究。主な関心領域は、フィランソロピーのニューフロンティア、社会的投資、戦略的グラントメイキング、社会的インパクトのための戦略策定・評価など。主要 著作として、「フィランソロピーのニューフロンティア」(ミネルヴァ書房、翻訳)、「英国チャリティの変容」(弘文堂、共著)等。 ◎パネリスト: 小林立明氏(ソーシャル・ファイナンス研究会代表) 田口晃氏(NPO推進北海道会議代表理事) 河西邦人氏(札幌学院大学経営学部教授) 小野晋氏(日本政策金融公庫)他。 コーディネーター:佐藤隆(NPO推進北海道会議事務局長) ●日時/3月25日(土)14:00~16:00 ●場所/市民活動プラザ星園大会議室(札幌市中央区南8条西2丁目5-74)。 地下鉄南北線「中島公園駅」または東豊線